現在(げんざい)、がんに次いで(ついで)、日本人(にほんじん)の死因(しいん)の第(だい)2位(い)を占める(しめる)のが、心臓病(しんぞうびょう)です。なかでももっとも注目(ちゅうもく)されているのが、狭心症(きょうしんしょう)や心筋梗塞(しんきんこうそく)といった、「虚血性(きょけつせい)心疾患(しんしっかん)」です。「虚血(きょけつ)(きょけつ)」とは、心筋(しんきん)(心臓(しんぞう)の筋肉(きんにく))に必要(ひつよう)なだけの血液(けつえき)が冠動脈(かんどうみゃく)(かんどうみゃく)から供給(きょうきゅう)されなくなってしまうことをいいます。冠動脈(かんどうみゃく)の動脈硬化(どうみゃくこうか)が原因(げんいん)によるものです。狭心症(きょうしんしょう)や心筋梗塞(しんきんこうそく)はどのように診断(しんだん)されるのでしょうか。狭心症(きょうしんしょう)や心筋梗塞(しんきんこうそく)の場合(ばあい)、まずその最大(さいだい)の特徴(とくちょう)である胸痛(きょうつう)によって判断(はんだん)します。ただし、狭心症(きょうしんしょう)や心筋梗塞(しんきんこうそく)のなかには、胸痛(きょうつう)がほとんどみられないものもあります。これを無(む)症候(しょうこう)性(せい)の虚血性(きょけつせい)心疾患(しんしっかん)といい、お年寄り(おとしより)に多く(おおく)みられます。そのため、胸痛(きょうつう)といった自覚症状(じかくしょうじょう)だけでなく、心電図(しんでんず)による検査(けんさ)が必要(ひつよう)となります。心電図(しんでんず)は、心筋(しんきん)での電圧(でんあつ)の変動(へんどう)を身体(しんたい)の表面(ひょうめん)からとらえる検査(けんさ)で、あらゆる心臓病(しんぞうびょう)で必須(ひっす)の検査(けんさ)です。心筋(しんきん)のさまざまな変化(へんか)が明らか(あきらか)になります。特に(とくに)、不整脈(ふせいみゃく)、心筋梗塞(しんきんこうそく)、狭心症(きょうしんしょう)には欠かせない(かかせない)検査(けんさ)です。心電図(しんでんず)をとると、虚血性(きょけつせい)心疾患(しんしっかん)ならばそれ特有(とくゆう)の心電図(しんでんず)変化(へんか)が現れ(あらわれ)ます。しかし、狭心症(きょうしんしょう)の場合(ばあい)、このような変化(へんか)は、発作(ほっさ)の起こっ(おこっ)ているときにしかみられません。一方(いっぽう)、心筋梗塞(しんきんこうそく)の場合(ばあい)は、通常(つうじょう)、心筋(しんきん)に回復(かいふく)不可能(ふかのう)な傷跡(きずあと)が明確(めいかく)に残って(のこって)いることから、発作(ほっさ)のない場合(ばあい)でも心電図(しんでんず)で病的(びょうてき)な変化(へんか)をとらえることが可能(かのう)です。*ただし、一部(いちぶ)、軽い(かるい)心筋梗塞(しんきんこうそく)の場合(ばあい)は、傷跡(きずあと)がわからないこともあります。
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現在、がんに次いで、日本人の死因の第2位を占めるのが、心臓病です。なかでももっとも注目されているのが、狭心症や心筋梗塞といった、「虚血性心疾患」です。「虚血(きょけつ)」とは、心筋(心臓の筋肉)に必要なだけの血液が冠動脈(かんどうみゃく)から供給されなくなってしまうことをいいます。冠動脈の動脈硬化が原因によるものです。